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ユーフォニアムとカレーと仁義なき戦い
徒然なるままに
TubamanShow LIVE!
TubamanShow


 行ってきましたよ、片道5時間かけて。

 何で行ったのだらうと、自分でも不思議だったのですが… ユーフォニアムやテューバとなると、演奏してゐる人がどんなに「素晴らしい樂器なんです!」とツッパっても、見た目が不格好で、そんなにパッとした音色でもなく、一般の人の好む世界からは、かけ離れてゐます(否定してゐるわけではないのに、かういふことを言ふとすぐ機嫌を損ねる人が多いのも、この世界の特徴だと思ひます)。その樂器で音樂を奏で、どうやって人を樂しませるのか、といふことに、とても興味があったのだと思ひます。

 何年か前ですが、日本ユーフォニアムテューバ協会主催の、「ユーフォニアム・テューバクリスマス」に參加した際、とても印象に殘ったことがありました。宣傳も殆どされず、極度に内輪の催しなのですが、ユーフォニアム・テューバを専攻した人達だけはウジャウジャとゐます。入れ替はり立ち替はり、次々に團體(殆ど音大關係者)が曲を奏でるのですが、どうも會場は音樂を聽くといふ雰圍氣ではないのです。同業者の耳といふのでせうか、「あ、ここ難しいのによく出來たな」「あ、やっぱりここトチった」とかで、顏を見合はせてゐるのです。この雰圍氣、致し方ないものなのでせうか。これだけ澤山の演奏者が集ってゐるのに、音樂が見當たらない異様な空間。演奏する方も聽く方も、音樂を樂しまうとする雰圍氣ではなかったのが、強く印象に殘りました。

 話が少し逸れましたが、何といふか「樂屋落ち」をやられるといふのが、私は藝の中で一番苦手なのですね。わかる人にしかわからないといふネタです。

 もし、これだけ狭い世界で笑ひを取らうとすると、樂屋落ちに陷りさうなもの(この界隈で有名な曲のパロディーだらけとか)ですが、TubamanShowはそんな姑息なことはしませんでした。シラーっとしたトークから一轉、ブルーでポップでファンキーなプレイに突入。曲が終はれば、立ち上がってポーズ。これ、回を重ねれば重ねるほど、ジワジワと笑ひがこみ上げてきます。

 面白いことでも、あんまり驚かされると、人間笑へないものです。「次はきっとかうやるだらう」といふ豫兆が、クスクスといふ笑ひを誘ふものです。そして、「やっぱりやりやがった」となって、安心してゲラゲラ笑ひだします。この持續が出來さうで出來ないものです。これを出來るのがお笑ひ藝人なのだと思ひます。マギー司郎さんなんかは、その道の天才だと思ひます。今や、ステージに出て來ただけで笑はれます。あそこまでたどり着くのは、竝大抵では出來なかったでせう。

 TubamanShowも、この道を突き進んで行けば、いづれはさうなるのではないかと思ひます。兎角、ユーフォニアムとテューバといふ、不格好で不器用さうに見える樂器を、格好良く見せることに躍起になりがちなものですが、見た目の通りうんと格好惡く、でも笑ひも音樂も、藝はセンス良く、お客さんに「ああ、今日來てよかったな」と思はせるステージを繰り廣げる、これも一つの藝の道なのではないかと思ふのです。それは、誰に迎合するでもなく、お客さんがユーフォニアムやテューバを知ってゐるか知らないかに關係なく樂しめる世界だと思ひます。パンフレットもセンス抜群です。自分の勉強した成果を人に見せるのではなく、人を樂しませることに苦心を拂ってゐるのだと思ひます。

 次は4/2、東京に殴り込みですね。TubamanShow、應援してますよ!

 スケジュールはTubamanShowのサイトをご覧下さい。え?まだ載ってない? ありゃ

テーマ:ライヴレポ・感想 - ジャンル:音楽

この記事に対するコメント

有言実行したとは驚きです。
都内のは行きたい、楽しみですよ。
【2007/03/28 00:41】 URL | にじる。 #NSuzUCEM [ 編集]


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