備忘録：【成功編】 htc Desire HD (海外版)を Android 2.3にアップデートする

注：　以下の記事を鵜呑みにして障害が出ても、自己責任です。最悪、修理不能になります。

【htc Desire HD の Android 2.2、root化とs-offとバックアップ】

　前の記事でも書いたが、2.2の時に、フォントを入れ替えるためにClockwork Recovery、root化、s-off してあった。お陰で、海外版2.3にアップデートした時にも簡単にroot化ができた。

　何かする前にはClockwork Recoveryで必ずバックアップして、万が一のときのために、アプリケーションのデータもSDカードにバックアップ、そしてSDカードもパソコンにバックアップしておく。

【海外版2.3に自動アップデート失敗】

　その後、やっと海外版　Desire HD のアップデートがきた。しかし、root化、s-off をしてゐたために、自動ではアップデートできなかった。アップデートを選択すると、再起動時に3Dの三角と！マーク、そしてドロイドが表示されたままで止まってしまふのだ。　

　→　かうなった場合は、音量の＋と－を同時に押したまま、電源ボタンを押すと、アップデートをスキップして、再起動される。それでも駄目なら、一旦電池を抜いてから起動。

【海外版2.3にアップデート　ただし、元のアプリ、データ、設定は全部消える】

　そこで、悶々とした日々。ある日もう一度チャレンジ決意。色々なサイトを見て、海外版の PD98IMG.zip さへ手に入ればこの方法を応用できないかと閃く。

　探してみると、どうやらここに出てゐる、ツールの「Desire HD Android 2.3.3 - 2.36.405.8 - PD98IMG WWE版」ではないかと目星をつける。「完全に初期化。unroot, S-ONに戻す場合」とあるので、これをダウンロードし、PD98IMG.zip に名前を変更。

　このファイルを使って、この方法でやってみると、めでたく海外版2.3にアップデートできた！　ただし、元のアプリ、データ、設定は全部消える。

　あっけないくらゐ簡単すぎて、これまで何をやってゐたのかと思ったが、色々やってみて、それで閃いた方法なので、やっぱり色々やってみないとわからないものだと思ふ。それにしても、色々やってる間に壊れなくてよかった。

　なほ、確認後、PD98IMG.zip は、必ず削除すること。リカバリモードに入ると、その度に読み込んでしまふ。

【海外版2.3の root 化】

　VISIONary+ r14 で root 化しようとしたが、Temproot now を押すと、黒い画面になり、先に進まなくなった（ホームには戻れる）。調べてみたら、Android 2.21以降は使へないらしい。

　そこで、GingerBreak を使った。インストールして、Root device を押しただけ。数分かかる。自動再起動されるはずが、エラーダイアログが出る。見ると、手動で再起動してくれとのこと。再起動して、アプリケーションを見ると、Superuser のマークが。難なく root 化成功。

　もし、/data/local/tmp 内に何かファイルがあると、root化できないらしいので、その際はこちら。のやり方で、tmpファイルを一旦削除して、また作るといふ工程を踏むと良いらしい。

　さて、念のため Easy Radio tool　で s-off に。やり方はこちら。

【結果】

　なんとか海外版の2.3化に成功したものの、アップデートしたメリットが、ほとんど感じられない。フォントもデフォルトの中華フォントのまま（ソフトバンク版は丸ゴシックに変更される）だし、電池の減り（ソフトバンク版は持ちがよくなったとか）もあまり変はりないやうに思ふ。ソフトバンク版で指摘されてゐる、Wi-Fiが切れやすいといふのも、特に感じられない（これは環境によるが）。

　といふことで、苦労したものの、アップデートのメリットはあまりないやうに思ふ。が、気分的には非常に良い。