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國難はとっくに始まってゐる

  • 2010/09/25(土) 19:33:20

日本に謝罪と賠償要求=船長帰国、「拘束で主権侵害」-中国
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2010092500060
時事通信 9月25日(土)5時53分配信

【北京時事】中国外務省は25日、尖閣諸島(中国名・釣魚島)沖での漁船衝突事件で処分保留のまま釈放された中国漁船の※(※=簷の竹かんむりを取る)其雄船長(41)が帰国した後、「日本側は船長らを違法に拘束し、中国の領土と主権、国民の人権を侵犯した」と強く抗議する声明を発表し、日本側に謝罪と賠償を求める方針を明らかにした。

以下略


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 隣の家の子供が、勝手に家の庭に入ってきて、なんの断りもなく柿の実を持っていかうとしてゐた。出て行きなさいと言ったが出て行かずに飛び掛ってきたので、仕方なくそいつを捕らへた。さうしたらその親が謝るどころか、「とっとそいつを返せ。そこは俺んちだ」と言ひがかりをつけてきた。

 家は工場を経営してゐて、その親の家から大事な材料を買ったり、その家に発注することもあるし、私的なパーティーに呼んでもらったりもしてゐる間柄だ。お隣さんだから、持ちつ持たれつといふ気持ちでゐたいのだが、かつてここいらの土地を、どの家も奪ひ合ってゐた時代があって、その頃に大揉めに揉めた間柄でもある。家は土地の争奪に負けてゐるので、どうにも腰が低いのだ。

 隣りの家からは、ことあるごとに「昔、お前の先祖に苛められた。家の土地も持って行かれた」と言はれてゐる。しかも、墓参りに行かうものなら「俺たちを苦しめた悪人を奉るなど怪しからん」、子供に先祖の手柄話をすれば「俺たちを苦しめた先祖の手柄話などとんでもない」、物騒なのでガードマンを雇はうとすれば「また俺たちを攻撃しようとしてゐるに違ひない」などと、要するに何をやっても「また俺たちに危害を加へるつもりだ」と決め付けて、それを近所にも触れ回っていちいち干渉してくるので、どうもこちらが気遣ってゐることが多い。

 さてこの泥棒小僧をどうするか。隣りの家からは、「返すまで絶交。家に來んな」「パーティーやるけど來んな」「返さなきゃもう材料は売らない」「近所中取り込んでも報復するぞ」と、毎日一方的に責められてゐる。まぁ、家が子供をとっ捕まえてゐるのは確かだし、相手の言ひ分もわからないでもない。

 終ひには、家の子供が向かうにとっ捕まったらしい。なんだか知らないが、写真撮ってゐたら、そこを勝手に撮るなと怒鳴られて、有無もなく連れ去られたらしいのだ。

 さて、どうしやうものか。とりあへずこいつを返してから相談しますか。まぁ、他の事はともかく、子供を返してやれば、家の子も返してくれるだらう。それから相談すればいいや。

 さう思って子供を返したら、大歓声の中でVサインしながら家に入っていくのが見えた。すぐに隣りのうちから電話が来た。今後の相談どころか「勘違ひすんなよ、これで終はりぢゃねえぞ。まづは土下座して、慰謝料包んでくるのが礼儀ってもんぢゃねーの?」と、怒鳴られた… まるでヤクザぢゃないか。

 子供返したのに。困ったなぁ。せめて家の子供だけでも返してもらへないかなぁ。

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 「何も出来ないので、とりあへず返しました」と言はんばかりの対応に、内閣が責められ、内閣は「釈放は検察の判断」と言ってゐます。

 現政権が民主党ではなく、自民党だったらどういふ手を使ったのかと考へますと、人脈を駆使し、アメリカを巻き込んで小汚い裏取引でもして事を収め、領土問題を先延ばしにしてでも、ちょっとは國の損害を抑えることを考へさうな気がします。これまでの自民党政権の対応を考へてみても、公然と「謝罪と賠償を求める」などと言はせないやうな努力をしたのではないかと想像するのです。

 自民党の政治がベストだとは思ひませんが、やはり経験に長けてゐるからでせうか、「國益」とは何かをよく知ってゐて、そしてそれを護ることを外交の柱にしてゐるやうに思ふのです(そのために、相当に汚い手も使ってゐるやうに思ひますが)。

 一方民主党は、その汚い手を論ひ、糾弾することに血道をあげ、「國益」とは何かを吟味してこなかったのではないかと思ふのです。

 自民党の敵が「國益」を害するもの(それは他國であったり、時には自國民であったりもする)だったのに対して、民主党の敵は「自民党」に過ぎなかったのではないか、両者の背負ってきたもののスケールが違ひ過ぎてゐるのを感じないわけには行きません。
 
 國民は喧嘩は好みませんが、喧嘩に弱い政府も好みません。負けるにしても、骨を護るやうな、そんな負け方も喧嘩の強さだと思ふのです。
 
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