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足利事件について思ふこと

  • 2010/01/23(土) 00:02:05

 やってもゐないことをやったと断定され、その罪を背負はなくてはならないとしたら、なんとも気の毒な話である。

 今そのやうな話題としてしばしば報道されてゐるのが、足利事件の犯人として服役してゐた方である。改めて行はれてゐる裁判では、事情聴取のテープが証拠資料として出されたやうだ。

91年12月20日の県警聴取テープ
http://mainichi.jp/select/jiken/news/20100122k0000m040134000c.html
毎日新聞 2010年1月22日 2時30分(最終更新 1月22日 2時44分)

92年1月28日の地検聴取テープ(1)
http://mainichi.jp/select/jiken/news/20100122k0000m040128000c.html
毎日新聞 2010年1月22日 2時30分(最終更新 1月22日 2時45分)

92年2月7日の地検聴取テープ(2)
http://mainichi.jp/select/jiken/news/20100122k0000m040129000c.html
毎日新聞 2010年1月22日 2時30分(最終更新 1月22日 2時46分)

足利事件:92年12月7日の地検聴取テープ(3)
http://mainichi.jp/select/jiken/news/20100122k0000m040131000c.html
毎日新聞 2010年1月22日 2時30分(最終更新 1月22日 2時47分)

足利事件:92年12月8日の地検聴取テープ(4)止
http://mainichi.jp/select/jiken/news/20100122k0000m040132000c.html
毎日新聞 2010年1月22日 2時30分(最終更新 1月22日 2時47分)


 すぐに思ったこと(検事も言ってゐた)なのだが、当時の弁護人(国選だらうか)は何をやってゐたのだらうか。被告を唯一弁護すべき筈の弁護人が、被告が殺害してゐないといふ告白を知らなかったとしたら、それをどのやうに考へたらよいのだらう。報道記事を読んでも、警察・検察・DNA鑑定の捜査方法の非ばかりが取り上げられ、弁護方法を問ふやうな記事には行き当たらない。自白強要があったとしたら、勿論それは許されることではない。しかし、もし弁護人の弁護方法がおざなりであり、そのため被告が無罪であることを法廷に持ち込めなかったのだとしたら、その弁護方法も大問題であり、公正な裁判が行はれたとは言ひ難い。

 自白の強要の証拠として出されてゐるテープの内容を読み、地検の検事が何度も

「本当にやったのなら本当にやったということで構わない。やっていないんだったら、やっていないということで構わない」
「警察でどういう調べを受けたかじゃなくて、実際に事件はどうだったのか」
「僕はね、本当のことを聞きたいっていう言葉を何回も言うよ」
「僕はね、別にうそをついたから怒るとか、そういうことじゃないけども、ただ、本当にね、人を殺(あや)めたんだったらね、そのことを本当に反省してもらいたいと思うわけ。殺めていないんだったらさ、認める必要はないわけで。」
「僕は本当のことを言え、言ってもらいたいと思ってる」

と問うてゐることに、正直驚いた。あくまで私の感想だが、自白強要といふ雰囲気を感じなかったどころか、検事に「このままでは殺された子が可哀想だ。やったかやらなかったか、真実を語って欲しい」と諭されてゐるやうにも感じたからだ。検事にしても、もし本当にやってゐないのなら、それを貫き通して欲しかったに違ひない。捜査は振り出しになるが、殺された子の眞の供養は、一日も早く眞犯人を見つけ、裁きを受けさせることであらう。それを実現させる重大な証言は、もしやってゐないのならば、「私はやってゐない」と貫き通すことだったのではあるまいか。そして検事がダメでも、肝心の当時の弁護人への接見は出来たはずではないのか。

 当時のDNA鑑定の結果に基づいた判断だったのであらうから、その鑑定が誤りである以上、「DNA鑑定の結果に基づいた判断と判決」は誤りであるに違ひない。

 しかし、なんとも不可解である。
 
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