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ユーフォニアムとカレーと仁義なき戦い
徒然なるままに
ふと思ひ出づる、南保先生のこと その1
 東京は澁谷の中學校に、名物先生がをられた。お名前は「南保 瑛」先生。もしかすると、そこにゐる貴方、一度は先生のお名前で検索をかけたことがあるのではないか? いや、現に検索でこのページにたどり着いたのではないか? 貴方も先生に怒鳴られたお一人か? 殘念なことに、先生は平成15年の初秋に亡くなられた。

 私が中學生の時は、すぐ隣の地区のS中學校で音樂の先生をされてゐた。ずんぐりむっくりしたオバちゃん體型に、鋭い眼光、他校の生徒も容赦なく怒鳴りつける、大變に印象に殘る先生だった。私が大變お世話になったのは、渋吹(渋谷区青少年吹奏楽団)のOBとして、練習に顏を出してゐた頃からだったので、大體20年くらゐ前からだらうか。

 私は渋吹の厄介なOBだった。いや、どこへ行っても厄介者なのだらうが。講師の先生には歯向かひ、團員には厳しかった。そんな私をぢっと見守って下さったのが、南保先生だった。先生の「本當は貴方が言ふやうな集まりでありたいのよ」「私も貴方の歳には、學校中の先生と喧嘩したものよ」「貴方がゐると、引き締まる」「貴方は他の人と違ふところから、物事を見てゐる」「人付き合ひで損することも多いでせうけど、他の人が見失ってゐる大事なところに氣が付いてゐる」といふお言葉に、何度救はれた心地がしたことか。私は相當に偏屈な人間のやうに言はれることが多いのだが、先生は「みんなが貴方のやうに平らかに取り組んでくれたらいいのだけれど、みんな思惑があるからね・・・」と言って下さったこともあった。

テーマ:日記 - ジャンル:日記

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