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ユーフォニアムとカレーと仁義なき戦い
徒然なるままに
恥ずかしい話
 文章でも、短歌でも、己の思ひを超えた言葉で書き付けたものを後で讀むと、實に恥づかしいものだ。恥づかしい原因は、文章の巧拙ではなく、己の思ひあがりにある。

 言葉が流暢に出てくる時こそ、注意せねばならない。劇的な展開を夢中になって書き付けてゐる時こそ、注意せねばならない。大抵は、酔狂に等しい。

 聡明な讀者は、書いた本人よりも先に、恥づかしく感じてゐる。

またこのセリフか
 「久間防衛相辞任 世論読み違え、傷口広げた首相」

 久間氏の發言は、アメリカの立場を踏まへた、世界史的にはバイフォーカルなものであったが、マスコミの報道と野党のイチャモンが酷い。

 なんだよ、「世論読み違え」って。世論に従ってたら、日本は破滅だぞ。

 民主党はここぞとばかりに「こんな神経の持ち主をトップに任命した安倍政権に國政を任せておけない」と大騒ぎ。毎回この科白で徹底否定ですな。議会って話し合ふ場ぢゃないのか?

 出鱈目な偽メールを検証もせずひこずり出して、与党叩きをした民主党に國政など任せられるか!

 愛人と日々わいせつ行為を繰り返すような破廉恥野郎ばっかり党首に置いてきた民主党に、國政など任せられるか!

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テーマ:政治・経済・時事問題 - ジャンル:政治・経済

国民投票?
 このところ、与党の強行採決反對! 国民投票にすべきだ! と騒ぐ輩が多い。

 なにが強行採決より國民投票だ? 親のすねかじってバイトと円光に明け暮れてる娘なら、与党の議員より信じられるってのか? そんで、住宅ローンや子供の學費を背負って、よれよれのスーツ着て満員電車に揺られて、會社で怒鳴られながら金稼いでるそいつのオヤジとが同じ一票でいいってのか?

「与党の強行採決に對する國民投票」など、絶對に反對だ。こんなものが實現したら、議會制民主主義の破滅だ。

テーマ:政治・経済・時事問題 - ジャンル:政治・経済

デリケートな話題
 この何年か、所謂「頭の薄い人」に出會すことが、妙に多いです。薄いと言っても毛ではないです。はっきり言ってしまふと、氣が違ってゐる人ですね。それも、私みたいな「ちょっとあいつをかしいんぢゃないか?」といふ人ではなく、通院、薬常用の方です。随分増えました。本人は「鬱」と言ってますが、ハタから見れば、明らかにをかしい。さっき○と言ってゐたのが、今は×。さういふことを始終やられてゐますから、窘めるわけにも行かず、みんな「可哀想にねぇ」と思って、受け流してしまふわけです。

 かうした人が増えた原因は、一説には、昔より病院に行きやすくなったからだといふのですが、どうも腑に落ちません。病院に行きやすくなったら、ある程度の社會復帰(まともに仕事が出来る程度)があっても良ささうですが、大體私の周りは、入退院の繰り返しで、立ち直った人といふのは、實にわづかです。

 不景氣で勞働条件が過酷だからといふ説もありますが、それなら、敗戰直後の方が過酷だったでせう。

 随分さういふ人と巡り會ってきましたが、よく感じさせられるのは、注意をしたことが、自分に對するいぢめであるかのやうに受取られやすい、といふ傾向です。この傾向を生み出した原因は何かと考へると、子供の頃に、「きちんと」怒られてゐないことにあるのではないかと思ひます。

 過ちは誰でも犯すでせう。それが、人と人とを不信に陷らせるやうなこと(個人的な付き合ひのみならず、公においての振舞もさうでせう)であったり、人の恩を仇で返すやうなことであったりした場合は、しかるべき人が、子供の時から厳しく諭さなくてはなりません。これを放棄してきた結果が今の日本のやうに思ひます。

 例へば、電車内で、子供がピロピロと音を立ててゲームをしてゐる。私は注意したことがありますが、目の前の親(普段は「ご兩親」と言ふのですが、こんな輩に敬称は不要です)は、何も言ひません。文字どほり他人の振りです。いや、他人なのだと思ってゐました。しかし、次の驛で、子供を連れて行ったので、やっぱり親だったのです。

 怒るといふことは、本當にエネルギーが必要です。その場でカッときて怒るのではないのですから。その煩はしさから逃れて、友達のやうな親子とか言ってゐるのを耳にすると、何とも無責任な輩だと、愕然としてしまひます。

 また、路上でヒステリックに子供を殴ってゐる親もゐます。これは厳しいのではありません。自分の腹立ちを、抵抗できない子供にぶつけてゐるだけです。

 怒りと腹立ちを混同してはいけません。怒りは心の底のどうしても許せないものを孕んでゐますが、腹立ちはその時に氣分を害したに過ぎません。

 もし、怒りと腹立ちを混同して、子供にそれをぶつけていたら、子供はそれが怒りに基づかうと腹立ちに基づかうと、虐げられたといふ思ひだけが殘るのではないでせうか。かういふ子供が大人になり、眞劍に注意されても、自分は虐待されてゐる、といふ思ひばかりがつのることでせう。この子らは、やがて親になります。

 さう考へますと、今のこの事態は、今に始まったことではなく、もっと以前にその原因があり、掛け違へたボタンの行く先に現在があり、この先の未來があると思へるのです。もし、その原因が「戰後民主主義」だと言ふのなら、60年掛けてボタンを掛け直さなければならない問題なのだと思ひます。

 お醫者による治療も必要ですが、家庭における躾、學校における學問の姿を見直さなくてはならないと思はれてなりません。60年掛けて。

 日本は、天災や他國の侵略によって滅びるより前に、人心の崩壊によって滅びるのではないでせうか。

テーマ:子育て・教育 - ジャンル:学校・教育

最近思ふ、輕率に使って欲しくない言葉
「あり得ない」

 學生時代、九州で社団法人國民文化研究會の合宿を行ったある年のこと。大型台風が合宿初日から襲來との豫報。二日目朝の講義に故村松剛先生が御登壇されるはずであったが、交通機關が麻痺し、九州入りの見込みが立たない。運營委員が、何度も村松先生に連絡をするが、村松先生はその度、私の講義を待ってゐる學生が一人でもゐるなら、タクシーを乘り繼いでも、必ず行きます、と仰られた。

 そして、合宿前日のことだった。既に台風は上陸、緊急運營會議が行はれた。運營委員長が苦澁の決斷をした。もし、村松先生が間に合はない場合は、會員の誰かに講義を依頼したい、と。そこで、當時の理事長、故小田村寅次郎先生が、間髪入れず、會場全員に響き渡る大きな聲で仰った。村松先生は、タクシーを乘り繼いででも、必ずいらっしゃると仰ってゐるのだ、いらっしゃらないといふことなどあり得ないのだ、と。私は、運營委員長の提案も、運営上必要なことだと思ったが、小田村先生の「あり得ない」と仰るお言葉が、胸を突き抜けた。

 村松先生は、約束通り、遠く阿蘇まで來て下さった。

テーマ:言霊(格言・名言・自分の考え) - ジャンル:学問・文化・芸術